Anzai Mizumaru

1987年に出版された『がたんごとんがたんごとん』 ちいさな頃に擦り切れるほど読んでもらったから、子どもにも読んであげたくて... と購入される方の多い作品です。

 

 

 

『 がたん ごとん がたん ごとん  』

安西水丸 : さく

福音館書店 700  yen (+ tax)  

 

     

がたんごとんがたんごとん のせてくださーい

ほにゅうびんさんがのりました。こっぷさん、すぷーんさん、りんごさん、みんなもいっしょにのりました。

がたん ごとん がたん ごとん なんのおと?

しゅうてんでーす みんな おりてください 

 

たどりついたのは...

 

 

『 がたん ごとん がたん ごとん ざぶん ざぶん  』

安西水丸 : さく

福音館書店 700  yen (+ tax)  

 

 

がたんごとんがたんごとん のせてくださーい

アイスさんとすぷーんさんがのりました。ビーチボールさん、ぼうしさん、みんなもいっしょにのりました。

がたん ごとん ざぶん ざぶん なんのおと?

しゅうてんでーす みんな おりてください 

 

たどりついたのは...

 

 

1987年に出版された『がたんごとんがたんごとん』 ちいさな頃に擦り切れるほど読んでもらったから、子どもにも読んであげたくて... と購入される方の多い作品です。第2弾『がたんごとんがたんごとん ざぶんざぶん』は2010年 月刊0・1・2えほんに登場、2012年 福音館 あかちゃんの絵本シリーズとして出版されました。みどりの原っぱをすすんでいた彼が、ざぶんざぶんと海辺をすすむ様子はなんとも微笑ましく、25年もの歳月を重ねても変わらぬ佇まいにホッとします。様々な事がどんどん変わってしまう中で、変わらずにあること。時々、お店に寄ってくださった方に “ 懐かしいえほんを見たら色々なことを思い出したよ、ありがとう ” と言葉を掛けていただきます。 “ あたりまえのことがあたりまえにできることはとてもありがたいこと。 ”と昔からよくきかせてもらいました。あたらしいものも、古くからあるものも、どちらも伝えていけるといいのに。書店を続けていく為には、受け入れなければいけない現実と理想の狭間で葛藤するこの頃。すごく売れている本が必ずしもいいとは限らない。勿論、すばらしいものもたくさんありますが。言葉では表現し難い大切なことがどこかにあるような気がしています。

 

  

 安西 水丸 /  Anzai Mizumaru(1942-2014)
イラストレーター。絵本作家。東京都出身。日本大学藝術学部卒業。パレットクラブ発足メンバーのひとり。1981年に自身の事務所を立ち上げ、フリーランスとして活躍。書籍の装丁も多数手掛けた。

主な作品  『ピッキーとポッキー 』1976.(福音館書店)『がたん ごとん がたん ごとん』1987.(福音館書店) 他

 

 


 

 『 ちょっとだけ まいご 』 

クリス・ホートン : さく 木坂涼 : やく

BL出版 1,400 yen (+ tax)