この秋、こぐま社から2冊のミニえほんが発売されました。
『 かお かお どんなかお 』( 柳原 良平 : さく,1998)『 やさいだいすき 』( 柳原 良平 : さく,2004 )
『 ミニえほん かお かお どんなかお 』
柳原 良平 : さく
こぐま社 700 yen (+ tax)
『 ミニえほん やさいだいすき 』
柳原 良平 : さく
こぐま社 700 yen (+ tax)
かお
かお に め が ふたつ
はな は ひとつ
くち も ひとつ
1988年の発売から27年。『 かお かお どんなかお 』は、ロングセラーのひとつ。
おこったかお、ないたかお、からいかお、あまいかお、いいおかお、いろんなかおがあらわれて、
頁をめくるたびにくるくると変わる表情がちいさな子どもたちの視線をしっかりと惹きつけます。
2004年の発売から11年。『 やさいだいすき 』は、にんじん、きゅうり、ほうれんそう...
たくさんのお野菜たちがお料理されて、食卓へはこばれる、とてもシンプルな " 野菜のえほん "
ほっこりとにこやかなお野菜さんに見つめられると苦手だってパクパク食べられそうな気がします。
この本は見たことがないけれど、なんだか見覚えのある絵だなーと思った方もいるのではないでしょうか。
それもそのはず。作者は、あの有名なバーテンダーのおじさん ” アンクルトリス ”生みの親。シンプルで、愛らしいデザイン、独特の感性をもった、船の大すきなイラストレーターさん。彼は、生涯を終えるまで、多くのファンに支えられ、広告、絵本、エッセイ、様々な分野で活躍を続けました。
やなぎはらりょうへい さん、たくさんの素敵なえほんをありがとうございました。
この作品たちも、アンクルトリスのおじさんとともにずっと愛され続けますように。
2015.10
柳原 良平 / Yanagihara Ryohei(1931-2015)
画家。イラストレーター。デザイナー。東京都出身。京都市立美術大学卒業。壽屋(現 サントリー)宣伝部に所属。
"アンクルトリス" 考案者のひとり。退職後は、フリーランスとして活躍。書籍の装丁も多数手掛けた。
主な作品 『たぐぼーとの いちにち』1959.(福音館書店) 『かお かお どんなかお 』1988.(こぐま社)他
『 オセアノ号、海へ! 』
アヌック・ボワロベールとルイ・リゴー : さく
アノニマ・スタジオ 2,200 yen (+ tax)