『 てぶくろ 』
エウゲーニー・M・ラチョフ : さく 内田莉莎子 : やく
福音館書店 1,000 yen (+ tax)
寒い季節におすすめの絵本。
これはウクライナ民話のひとつです。 ロシアの語り継がれる冬のおはなし。
ある雪の日、おじいさんが森で落としたてぶくろ。 ねずみさん、うさぎさん、次々に動物がやってきて...
“ てぶくろにすんでいるのはどなた? ”
“ わたしもいれて ”
“ どうぞ ” “ どうぞ” “ どうぞ ”
どんどん膨らむおじいさんのてぶくろ 何度もくり返される動物たちの会話
ラチョフの描く繊細な絵がこのおはなしをますます魅力的なものに。
ストーリーも登場人物も 決して派手ではないのですが、 心がほっこりとあたたまる とっておきのおはなし。
寒くなると思わず手にとりたくなる ロングセラーです。
すこし大きくなったお兄ちゃんやお姉ちゃんも。 ちいさな頃の思い出とともに いかがですか?
このおはなしが ずっとずっと語り継がれますように。
エウゲーニー・M・ラチョフ / Evgenii M Rachev (1906-1997)
ロシア・シベリア生まれ。画家。絵本作家。The Kuban State University, Kiev Art Institute でデザインを専攻。在学中より挿絵画家として活躍。 1960年代からおよそ20年 Malysh publishing house でチーフアーティストとして児童書に関わる多くの仕事を熟した。 ライプツィヒ国際図書展賞, ロシア国家芸術賞など数々の賞を受賞。
『 まるいちきゅうの まるいちにち 』
安野光雅 : 編
童話屋 1,450 yen (+ tax)